負けない…!つまり…勝ち…!

なんとなく友人の家に置いてあった近代麻雀を手に取るとアカギが載っていた。昔からアカギは好きだったのだが、久しぶりに福本氏の漫画を読んでいると面白いことに気付いた。



手元にアカギの資料がなかったので検索などをして見つけたカイジの画像だが、福本氏の漫画にはこのポーズをした人が多く出てくる気がする。しかも大体においてこのポーズを不覚にも取ってしまった登場人物は、大して深い意味がないようなことを繰り返し熱弁するのである。そしてこのポーズをするのは殆ど黒スーツの下っ端だ。


(下っ端参考画像)


確かその週の鷲巣麻雀でも同じ顔の下っ端が


そうすれば鷲巣様は負けない…、つまり…勝ち…!


と例の格好で熱弁していた。

まずそこで『つまり』を使う理由も良く判らないが、格好は特にひどい。考えてもみて欲しい、自分の周りであのようなポーズを取りながら熱弁をする人間がいたらどう思うだろうか。膝を少したたみ背中を丸め、両手を顔の横にかざす、そして「俺はお前には負けない…!つまり…勝ち…!」と必死の形相で語るのである。

たとえそれが大切な友人であったとしても、うんお願いだから話しかけないで下さい知り合いだと思われたくないんです、と私なら言ってしまうだろう。それほどもの哀しさを感じてしまう格好と台詞である。

でもただ傍観してるぶんには楽しいと思うので是非皆様にはやって欲しいです。


例えばサッカーで勝っている時:


敵「このまま攻めてなんとか追いついてやる!」

自「馬鹿め、これだから甘ちゃんは…!」

敵「なに!」

自「11人でゴールの前にいれば…ゴールはされない…!そうすれば我々は負けない…!つまり…勝ち…!」


こんな風に使えばいいと思います。

そうすればあなたも明日から晴れて日陰者…!つまり仲間はずれ…!