木曜日

なんだかよく判らないのだけれども、ある友人が奈良の遠方はるばる東京へやってきた、全く以って理由が私には判りませんでして、いったい何故こんなお盆の人がゴミの様にいる時期にやって来るのでありますか、と質問するも、祭りがあるから仕方が無い祭りがあるから仕方が無い、と呪文の如く繰り返すばかりで他には何も口にしない始末、ふむ、祭りですか、祭りならこの時期幾らでもあるではないでしょうか、わざわざ長い時間と膨大な費用をかけて東京湾岸花火でも見るわけではあるまい、これは何かあるな、と思いまして調べました。

祭りね…、祭り、こりゃ確かに祭りだ祭り、ワッショイワッショイ、北島三郎もビックリな祭りがありますよ、湾岸花火でも見ながら少しばかり同人誌でも漁りますかね、コミックマーケット

日本中の猛者どもが犇めき蠢きあい、汗迸り血散る惨状の中、無数の死体を越えて目標へと唯々突き進む「我貴様を欲さんとするが故に貴様を倒す」「一人で俺に勝てるとでも思っているのか?」視線交差し見詰め合う二人、少しづつにじり寄る、布が擦れる音さえもが鋭く耳を刺し、一瞬々々が勝負の分かれ目、いざ尋常に勝負。


平和の中の闘いがここに幕を開けます。