夏の悪夢とか

入道雲に乗って、夏休みは行ってしまった、というような始まり方の詩を小学生の時分に読まされた覚えがありまして、なんだか書いてみたのであるが、別にこれといって興味があるとかそういうわけでもないし、その詩がいったい誰によって書かれ、どういうものだったのかも知りたくはない、ただ思い出しただけである。夏の終わりはそういうことを懐古する時期だ。

今年の夏も絶賛引きこもり生活が続きまして毎日エアコンディショナ漬け、勿論外に出る気になんてなれないですよね、暑いし。最近は多少は熱に浮かされたような暑さは退いてきたものの、それでも昼間のそれと言ったら思わず顔からミミズでも出てきかねないようなもので、やってられない。進んで外に出ては肌を焦がしている連中を見るにつけ、頭の螺子が少しばかり緩んでいるじゃないかしら、と疑問を抱くのだが、多くの方々に「お前の方が狂っているとしか思えない!!」と逆に言い返されてしまう始末、全く世の中世知辛いですね。

しかしながら、よくよく聞いてみるとどうやら世間の方々が外に出たがっているのは別の理由であるらしい。と言っても私の周りにいる飢えた男子高校生だけなのかもしれないのであるが、彼らは真夏の太陽の下ではしゃぎ回りたいわけではなく、その熱に浮かされた豊満な体を持つ美女たちの素肌を見にわざわざ暑い中出かけているらしい。友人曰く、「少女、北風の中肌を見せず、太陽の下谷間を見せるを惜しまざらん。故に我残暑に耐うるなり」。やはり、少しばかり頭の螺子が緩んでいる。


そういうわけで、そんなことに興味のない私は部屋でジッとしているが吉であるし、勿論全く女の子の裸に興味がないというわけでもないのであるが、別段暑さの中そんなものを見に行くのもの馬鹿げているし、それらを総合的に見ればやはり暗い部屋の中テレビは点けたまま独りでパソコンでも弄りながらグーグルでイメージ検索でもしてた方が吉ということで、海に行ってきました。海。


ちょっとエネルギを充電するのに成功した模様です。


うん、夏最高。