伝え合う力のない子供はキレやすい

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伝え合う力のないことが現代の少年犯罪を増やしているとしたら、昔から云われている日本人の美徳「以心伝心」はいったいなんなのでしょうか。伝える力がないのではなく、言わなくても伝わるという我々の一つの性質であり、元々の性質―或いは文化―を原因とするのは無理があるように思えます。勿論一つの要因ではありますが、これは現代に突如現れた問題ではないと考えられます。

私的見解では、一般的に言われる「キレる」というような少年犯罪率の増加は、我慢することの限界点が低下したことであると思います。それは、経済の成長からくる安定感や、それに伴う暴力や犯罪の低下が、僅かな刺激にも耐えられなくなる脆い精神、よく言えば繊細さを生み出したのでしょう。実際、そういった犯罪の多くは先進国でしか確認されません。

つまり、解決方法は経済の崩壊です。勿論その結果は通常の犯罪の増加を生み出しますが。